カージャパントミー、「4runnerナローボディのナロー加工」について♪

今や185サーフのカスタマイズ車両で全国の販売店さんでも同じく4runner、ナローなど

で販売されていますね!

ナローとは何ぞや?という方も少なからずいるのではないでしょうか?

と言う事で少し解説を★

4runnerはUSでのハイラックスサーフの呼び名ですが、

オーバーフェンダーが付いていない「標準ボディ」(ナローボディ)のカスタムを、

当店で4Runnerナロー(サイトでは185クラシック記載)と呼んでいます。

オーバーフェンダーが付いていないナローボディも

国内で新車発売時にH7~H10の期間販売はされておりましたが、

オーバーフェンダー付きのワイドボディーが主流だった為、

中古車市場では今では、ほとんど出回りません。。。。。

そのため現存するワイドボディ(オーバーフェンダー装備)をベースに弊社ではナロー加工を行います。

街中でこんなサーフは見たことがあると思います☆

これはこれで味があり私は好きですが、これをベースにカスタマイズしたのが!!!

下記車両たちです♪

素材はすべて元々は上の車両と同じです!

見比べて頂くとわかりますよね?

タイヤの上のボディ部に膨らみ、ドアの下部にパネルがワイドボディでは装備されています。

これをすべて取り外して、色を変えて作製したのが4runnerナローボディとなります。

簡単に取り外すという表現をしましたが。。。実は膨らみ(オーバーフェンダー)、ドアパネルを外すと

百数十カ所の穴が・・・・

オーバーフェンダーを固定するクリップの取り付け穴です。

これをすべて埋める作業となりますがこの方法も拘りがあります。

スムージング処理と言っても手法は様々かと思います。

簡単な方法としてはパテ形成、また一般的には溶接が多いかもしれませんね!

弊社では半田です。。

10数年にわたりナロー、全塗装等でランクル、ハイラックスサーフ、プロボックスカスタマイズと

数千台の全塗装を施工をしてきましたが弊社での施工ではパテ形成は振動や、パテが沈みこみなど変化

にて凹凸、割れが発生することは確実な点でパテのみの形成は行いません(作業では楽な方法ではあります)

以前は溶接にて行っていたこともありますが溶接は強度面ではしっかりと穴が埋まりますが

高温での作業で溶接周りの鉄が歪みが生じたり、また鉄が酸化して後々錆が出る場合も少なからず

有りました。(もしかしたらその車両は錆処理の問題もあったのかもしれません)

また歪むと結果スムージングに際してパテの量も厚めに形成となると割れる、沈むこともありまして

今は半田を用います。

板金用の半田にて穴埋め形成を行いますが穴には錆びにくい性質と言われますが銅のメッシュを穴サイズより

少し小さくカットして当て板にして半田で穴を手作業で1つ1つ埋めていきます。

 

まずはオーバーフェンダーを外した後に均すために凹凸を直します。

半田が密着するように地金を全箇所出していきます。

工程画像です!

半田、サフェ、パテ、研ぎ、サフェ等何工程にもわたり形成をしていきます。

1人の板金職人で1台の穴埋めで数日。。。。

あとはさらに背面タイヤありの車は背面レス加工、配線加工など・・・・

そしてそして、他錆、板金、下地処理、パーツ分解、全塗装と考えると

板金塗装、オールペイントと一言で言ってもヘビーな作業となりますので皆様にも

ご理解を頂けると嬉しいところです!

 

半田にしての利点はボディに対しての強度があり割れにくい、溶接で生じる歪みが無い為パテの量も

薄パテで形成できる(割れにくい)、溶接での酸化がないために錆びにくい!

と言うのが利点と考えます☆

板金屋さん全国沢山ありますのでノウハウがあり意見も様々かもしれません。

ただ弊社では今最善と考えるのが上記作業です。

作業日程的には一番時間がかかりますが・・・・・(笑)

ナローボディの弊社における1工程のご紹介でした♪

 

というブログを書く私が偉そうに書いていますが、作業はしてません(笑)

ただ、どれだけかと言うのは体験してみようと

マイカー(平成8年ジムニー錆だらけ)で半田を試しましたが半田がうまく接着してくれないです。

途中であきらめ放置です(笑)

やはり板金職人の経験、技量、感覚には脱帽ですね。。。。