~エバポレーターダイレクト洗浄~
施工費用35,000円(税込み38,500円)
家庭用のエアコンで例えると、フィルタの奥にある金属のアルミフィン(熱交換器)の事を、カーエアコンではエバポレーターと呼びます。
エバポレーターは空気を冷やす役割を担っており、ここで冷えた空気が車内へ届く仕組みになっています。
カーエアコン内部は、空気を冷やす際に発生する水分が常に充満した状態になっており、使用し続けることによりカビ菌や酵母菌が発生し汚れがどんどん溜まっていきます。
結論としてはこのエバポレーターを洗浄し汚れを落とさなければエアコンの臭いの元を断つことは出来ません。よって弊社は、汚れの蓄積されたエバポレーターとブロアファンを高圧洗浄にて洗い流します。
それに伴い185サーフには、エアコンフィルターが装着されていない為、屋外の汚れた空気や埃、花粉などを直接吸い込んでおり、エアコン内部の汚れも極めて汚れている状態になっております。
そこで弊社は長年にわたりカスタムオーダーにて沢山のお客様からご依頼いただきましたお車2039台(全社累計)に施工し続けてきたプレミアムサービス、インテリアリニュー(車内分解フルクリーニング)のその先の快適さをご提供するために、カーエアコンクリーニング~エバポレーターダイレクト洗浄~をご提案させていただきます。
施工内容
(施工車両 H12年式 185型 ハイラックスサーフ 走行13万キロ)
- ブロアファン洗浄
- エバポレーター内部確認
- エバポレーター洗浄
- エアコンダクト内 消臭・抗菌施工
この施工車両のエアコンから出る匂いは、独特のカビ臭のような臭いは少なからず感じられ、生産から一度もクリーニングされていないであろう車両であることも感じました。
ハイラックスサーフのエアコンフィルターがついていないエアコン内部がどれほどの汚れが蓄積されているのか、どれほど汚れが落ちるのか、非常に興味深い施工ですので実際の行程ごとの模様をご一覧ください。
-1- 施工箇所の養生
大量の洗浄液を高圧洗浄にて噴射させますので、助手席足元が濡れない様にビニールにて全体を養生します。
-2- ブロアファンの取り外し
フィン全体に長年の汚れがこびりついているのが一目で確認できます。洗浄はブロアファン内部に洗浄液が入り込まないよう慎重に高圧洗浄で洗い流していきます。
高圧洗浄では落としきれない汚れはブラシなど使用し、手作業で隅々まで汚れを取り除きます。
-3-CCDカメラにて内部確認
エバポレーター自体の汚れを確認するため、CCDカメラを送り込みます。画像でもわかるようにフィン全体が汚れており、大きな綿ゴミのような物も確認できます。
-4- エアコン内部の高圧洗浄
エアコン内部のエバポレーターに専用の高圧洗浄機材を送り込み、特殊な洗浄液を高圧で吹きかけ汚れを洗浄、分解していきます。
洗い流された洗浄液は、エアコンの排水ドレンから流れ出てきます。
-5-エバポレーターからの排水
排水された洗浄液は予想以上の汚れ具合で、いかにエバポレーターが汚れていたのか安易に想像がつきました。
まさに長年の汚れが洗浄されている状況です。
-6- 洗浄結果
約7Lの洗浄液を40分くらいかけ、汚れがなくなるまで洗浄していった結果、ようやく透明な水になりました。
-7-消臭・抗菌
エンジンを始動させエアコンを内循環したうえで約5分間、消臭・抗菌剤を送り込ませます。
洗い流したエアコン内部をコーティングすることにより、快適な空調が長持ちします。
-8-乾燥、仕上げ施工
最後にヒーターの温風を稼働させ、エアコン内部の乾燥を行い一連の作業の終了です。
施工した感想ですが、まずはブロアファンと排水された洗浄液の汚れ具合は予想以上だったと思います。一言でいえばエアコンフィルターが装着されていないハイラックスサーフのエアコン内部はどの個体もあのくらいの汚れが蓄積されていると考えてもおかしくはない現状です。
そして施工後のエアコンから出る匂いは、確実に清潔さをイメージできる空気へと改善されていました。
このクリーニングは、決して新車の時の車内環境にはなりませんが、エアコン内部の洗浄を行っている、長年の汚れを洗浄している、と考えられるだけでも効果としては高いものだと感じます。
ハイラックスサーフ専門店として、この先も快適に所有していただく為にプレミアムサービスを進化させていきます。